今作のブレスオブザワイルドの冒険の舞台となる、ハイラルの世界は非常に広いです。
前作のトワイライトプリンセスと比べると、その広さはなんと約12倍にもなっています。任天堂の青沼プロデューサーは、「1週間でクリアするのは無理!」と公言するほど、非常に広大な世界になっているということですね。
今作のブレスオブザワイルドが、ゼルダシリーズ初のオープンワールドであるというのもこれで納得できます。
そこでこのページでは、この広いブレスオブザワイルドのハイラルの世界では、一体どんなことができるのかを、ひとつずつご紹介していきます。
目次
そもそもオープンワールドって何のこと?
さっきからオープンワールドとは伝えているものの、「そもそもオープンワールドの意味が分からない」という方のために、少し解説しておきます。
オープンワールドとは、ゲーム用語です。ゲームの中の広大な世界を舞台に、プレイヤーは自由に世界を歩き回って好きなことができる、というような設定になっています。
世界のはじっこがどうなっているのかを目指してみてもいいし、そこかしこに点在している、あやしげな塔や建物を調べてみてもいい。
動物を追いかけたり、モンスターと戦ってみたり、川で泳いで魚を捕まえてみたりと、とにかく自由すぎるくらい自由な世界が、オープンワールドの世界です。
一応、メインストーリーも用意されています。ですが、それを忘れてしまうぐらいのサブクエストの量や、数々の「寄り道」が楽しくて、メインのストーリーそっちのけで遊んでしまうというケースは、オープンワールドのゲームではよくあることです。
オープンワールドの世界は、「なにをしてもいい世界」といっても過言ではありません。
また、寄り道などに没頭し過ぎて、メインストーリーをどこまで進めたのか忘れてしまい、逆に「なにをしたらいいかわからない世界」になるケースも多々ありますので、今作のブレスオブザワイルドでも、その点は十分にご注意を・・・。
簡単ですが、以上がオープンワールドの世界観です。
今作はただのオープンワールドではなく、「オープンエアー」です
任天堂の青沼プロデューサーは、「今作のブレスオブザワイルドは、これまでのオープンワールドのゲームとは一味違うものだ」という意味合いを込めて、新たに「オープンエアー」という造語を用いて表現しています。
まるで絵画のような独自のアーティスティックな世界と、自然との調和、その世界の中で自由に冒険できることに加え、今作のために作られた数々の音楽との融合を踏まえて、新たな造語である「オープンエアー」と表現したんだそうです。
では、青沼氏の言う「オープンエアーな世界」とはどのようなものかをみていきましょう。
最初は、自由な世界を好きなだけ走り回ってみよう!!
まるで絵画のような、独自性のあるグラフィックが特徴のブレスオブザワイルド。
この広いハイラルの世界で、主人公であるあなたはまず最初に、なにをしますか?
慎重派の人は、辺りをじっくりと観察しながら、じわじわと進んでいくんでしょうか?
大雑把な性格の私は、とにかく広い世界を走り出すと思います。そしてすぐに転ぶでしょう(←いつもそう)。
なので、私のおすすめは、ある程度の操作を確認したら、とにかく自由に走り回ってみることをおすすめします。
フィールドではこんなこともできるのか、などなど、いろんな発見をしながら進めていくと、やれることはどんどん増えていきます。
まずは拠点となるベース基地を確保しよう
今作のブレスオブザワイルドでは、体力(ハート)は自然に回復しませんし、草むらを剣でスパスパやっても出現しません。なので、料理などをしてハートを回復させる必要があります。
敵との戦闘などで傷ついたままでは、遠くまで出かけてもすぐにやられてしまいます。
そこでまずは、自分の拠点となる場所を確保することから始めてみましょう。いわばベース基地ですね。スタートして一番近い場所にある、料理などができるところを見つけておくといいでしょう。
そこを拠点に、徐々に行動範囲を広げていくという方法です。狩りや戦闘を行い、傷ついたら帰ってきて料理で回復して休む。そんな場所がないと、なんとなく落ち着かないという人も多いんじゃないかと思います。
フィールドでできることを確認しておこう
フィールドでは様々なアクションが可能となっています。
果実やきのこ拾いを始め、動物の狩りや、料理など、食料調達だけでも多種多用な方法で行うことができます。
そこでまずは、フィールドでできることを一通り把握した上で、実際に自分でやれることは試しにやってみましょう。
【ダッシュ】
ダッシュは、がんばりゲージというものを消費している間のみ可能なアクションです。がんばりゲージを使用している間は、リンクの頭の上に緑色のゲージが表示されます。
がんばりゲージが完全に無くなると、ゲージが回復するまでは動きも鈍くなり、ダッシュなどのアクションができなくなる点には注意が必要です。
がんばりゲージは、立ち止まったり普通に歩いているだけで徐々に回復していきます。また、特別な料理を食べることで一瞬で回復させることもできます。
冒険を進めると、がんばりゲージの最大量を増やす方法も存在します。
【ジャンプ】
今作からの新アクションです。ジャンプが可能になったことで、フィールドのちょっとした段差はジャンプで飛び超えることができるようになりました。
また、建物などにジャンプで飛び移って、よじ登ることも可能となっています。
よじ登り中にも、がんばりゲージを一定量消費してその場から高い位置などにジャンプすることができます。
冒険の中で、このジャンプの使用頻度は非常に多いと言えるでしょう。
バトル中の特殊なアクション「回避ジャスト」も、バック宙などの回避行動が発動条件になっています。
バトルのシステムについて詳しく知りたい人は、ブレスオブザワイルドのバトルシステムや、「回避ジャスト」の発動とタイミングも合わせて読んでおくといいでしょう。
【ステルスアクション】
動物を狩る際や、敵に気づかれずに近づきたい場合に効果的なアクションです。
ブレスオブザワイルドでは、騒音計というものがあり、音の大きさを見ながら行動することが可能です。
音に敏感な動物に近づく際は、騒音計を見ながらしゃがんだ状態で、そっと近づいていくと狩りもしやすくなります。
ステルスアクションでは、この「しゃがむ」を行うことで物音を立てにくくするのがコツです。
物音を立てにくくする料理や装備品なども存在します。
【押す】
切り倒した木や、転がりそうな大きな岩などは押すことができます。がんばりゲージを消費します。
切った木を転がして川に橋をかけたり、岩を敵の頭上から落として倒したりと、使い方次第では便利なアクションです。
【よじ登る】
ブレスオブザワイルドでは、岸壁や建物など、ほぼ全てのものによじ登ることができます。がんばりゲージを消費します。
よじ登るというアクションをする場面は非常に多く、どこに行くにも必ず使うことになるアクションのひとつだと言えます。
がんばりゲージの量だけ、よじ登ったり下りたりすることができますが、ゲージが無くなると落下してしまいますので注意が必要です。
高い場所に登るときは、自分のがんばりゲージでどこまでいけるのかを、ある程度は想定して登るようにしないと、落下してダメージを負ったり、即死してしまうケースもあります。
【滑空する】
「パラセール」というものを使って、高所から一気に滑空することができます。
高い場所からジャンプしたあとに、もう一度ジャンプボタンを押すことでパラセールを使うことができます。
パラセールの使用頻度は非常に多いので、手に入れたら必ず使い方をマスターしておきましょう。パラセールを使ってバトルで有利に戦うことができる方法もあります。
リンクが最初に目覚める場所「始まりの台地」からは、このパラセールを使って好きな場所に降り立つことからストーリーは進行しますので、まずはパラセールを入手するためにブレスオブザワイルド攻略チャート1を参考に、ストーリーを進めていくことをおすすめします。
パラセールを手に入れたら、一度は山の頂上など高い場所から一気に滑空してみましょう!!
【滑降する】
盾を装備していれば、雪山などから下山する際に、盾をボードの代わりにしてスノーボードのように楽しむことができるアクションです。
使い方は、盾を構えた状態でジャンプしながらAボタンを押すと、リンクが盾の上に乗って雪や草原の上を滑り出します。
方向転換が難しいので、誤って高所から落下しないように注意しましょう。
当然、下り坂になっていないところでは乗っても進みません。
パラセールの【滑空】と同様に、これも一度はやってみてほしいアクションです。
【食料調達の方法】
フィールドの木や家屋などから食べ物を拾う
オノで木を切ると、きのこや果実などを一緒に拾えることがあります。木を切らなくても、木の根元にはきのこが、木の上には果実が実っているので、よじ登ったりして必要なものだけを取ることも可能です。
フィールドでときどき見かける山小屋などにも、きのこや果実類が置いてあることがあります。
ガケには、ハートの回復量だけでなく、移動速度やがんばりゲージを回復させることのできる貴重なきのこなどが生えている場所もありますので、時間があれば取りに行ってみるといいでしょう。
動物を狩る
シカやイノシシなどの動物を、弓矢などで仕留めてケモノ肉などを入手できます。動物は逃げずに突進してくるタイプもいるので注意が必要です。
ハイラルの世界にいるモンスターも、動物を狩っていることがあるので、追いかけているうちに出会い頭のバトルになることもあるので注意しましょう。
川などで魚を取る
川では泳いで魚を獲ることができます。
魚などは、リモコンバクダンの衝撃で一時的に気絶させて取るほうが確実です。
川を泳ぐ際にもがんばりゲージを消費しますので、溺れないように注意しましょう。
また、寒い地域の冷たい水に入ると、一気に体力を奪われて即死してしまうケースもあるのでやめておきましょう。
料理をする
調理のできる場所では、いろいろな料理をすることができます。様々な食材を使って料理をすれば、そのまま食べるよりも効果の高い料理になることが多いです。
たとえば、ただのケモノ肉でも焼くだけで回復量はアップする、といった感じです。
逆に、ヘンなものを材料にすると「微妙な料理」になりますが、食べられなくはありません。
料理のレシピは数多く存在するので、いろいろな素材での料理を試してみるといいでしょう。
同じ料理を何度もしていると、ときどき会心の料理ができることもあります。回復量が段違いに多くなるので、出たらラッキーです。
虫と一緒に魔物の素材を調理することで、一時的に移動速度などをアップできる薬も作れます。
【武器・盾・防具の調達】
今作のブレスオブザワイルドでは、武器や盾は使い続けていると壊れてしまいます。武器や盾にはあらかじめ決められた耐久性があるためです。
よって、武器や盾などは世界中の様々な場所で手に入れることができるようになっています。
敵から奪ったり、廃墟や宝箱などから手に入れるのが、基本的な武器の入手方法となります。
盾も、敵が装備していれば倒して奪うことができます。
強い敵は、強い武器や盾を装備していたりするので、チャンスがあればバトルを仕掛けて武器を奪って逃げるのも賢い方法のひとつです。
爆弾などで破壊しないと入れないような場所や、深い川の底などには、貴重な武器や防具が隠されていたりするので、新しい地域に行ったときにはそれも意識しながら探索してみるといいでしょう。
ちなみに、武器を投げて攻撃することもできます。壊れる寸前の攻撃は必ずクリティカルヒットになるので、いらない武器はわざと敵に投げつけて攻撃するといったこともできます。
【馬】
野生の馬を捕まえて飼い慣らすことで、馬に乗ることができるようになります。
捕まえ方は、ステルスアクションでそっと近づき、馬の近くでAボタンを押せばそのまま乗ることができます。
始めのうちは馬をなだめたりして、馬を慣れさせる必要があります。
馬宿と呼ばれるところでは、自分の馬を登録することができ、名前をつけたり、「口笛アクション」で馬を近くまで呼び寄せることもできるようになります。
馬にも品種や能力差があり、能力の高い馬ほど捕まえにくくなっています。馬がなつかないうちは、まっすぐ走らなかったりするため、本来の能力を十分に発揮することができません。
品種は、栗毛やまだら模様の馬など、多種多様な馬が存在します。
今作では、馬も他の動物と同様に「生き物」である概念が存在しているため、敵の攻撃などで死んでしまいます。大事な愛馬を、みすみす無くさないで済むように、敵によっては馬から降りて戦うようにするといいでしょう。
詳しくは、馬の捕まえ方、能力、操作方法、馬宿の利用についてにまとめているので、参考までに読んでおくことをおすすめします。
【動物とのふれあい】
馬には、食べ物を与えることができます。そっと横に置いてあげると食べてくれます。
他の動物の中にも、もしかするとリンクになついてくれる動物がいるかもしれません。
鳥や、小動物などを見かけたら、いきなり弓を出したりせずに、まずは触れ合えないか試してみるのもいいかもしれませんね。
フィールドのシステムについて
ブレスオブザワイルドでは、独自のフィールドシステムが存在します。
ひとつずつ、みていきましょう。
時間の概念について
今作の舞台、ハイラルの世界では、時間の概念というものが存在します。
1日の始まりはAM5:00です。日の出もこの時間です。
ハイラルの世界の1時間は、リアルタイムで1分です。つまり、ハイラルの世界の24時間は、リアルタイムで24分です。
時間の経過 | ||
ハイラル | 1時間 | 24時間 |
リアル | 1分 | 24分 |
探索などをしていると、あっという間に1日が終わってしまいますね。
たき火の前で「暇をつぶす」を選べば、朝・昼・夜の中から好きな時間帯を選ぶことができます。
夜しか出ない敵や動物や虫もいるため、活動時間を見計らって行動するといいでしょう。また、昼は活動している敵も、夜は寝ていたりするので、夜襲をかける際には覚えておくといいでしょう。
ちなみに、リンクは寝なくてもなぜか大丈夫です。
天候の概念について
天候には、「晴れ」「くもり」「雨」の他にも、「雷雨」「吹雪」「砂嵐」などがあります。
雷雨の日に道を走っていると、突然目の前に雷が落ちることもありますので、金属製の武器や防具を装備しているときは、落雷予防のために木などの材質の武器に変更しておくといいでしょう。
気温の概念について
気温には、「普通」「寒い」「暑い」「燃える」の4種類の状態があります。温度計で今の状態を知ることができます。
砂漠などの暑い地域では、暑さによるダメージを受けます。反対に、雪山などの寒い地域では、寒さによるダメージを受けます。
火山の近くは、暑さとは別の「熱さ」があるため、ほっとくと体が燃えて非常に速いペースで熱によるダメージを受けてしまいます。
地域の気候のコンディションによって、暑さ対策をしたり、寒さ対策などをしたりする必要があるという点には注意をしておきましょう。
寒さガードの付いた防寒具を装備したり、素材を調理して特殊な効果を持たせた料理を食べることで、温度によるダメージを無効化することができます。
まとめ
今作のブレスオブザワイルドでは「できること」が非常に多彩です。
これまでオープンワールドのゲームをやったことがない、ゼルダをやったことがないという人でも、先入観なしに楽しめるものになっていると思います。
好きなことをして過ごすには十分なフィールドで、自分だけの「楽しみ方」を見つけてくださいね。
バトルシステムについては、ブレスオブザワイルドのバトルアクションについてを参考にしてください。
ストーリーを攻略していきたい人は、ブレスオブザワイルド攻略チャート1へどうぞ。
ブレスオブザワイルドの世界を追体験しよう!
ブレスオブザワイルドについて、もっと知りたい人はこちらをどうぞ。
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